大きなツバサ〜美肌生活のススメ〜

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皮脂膜の構成成分(組成)と役割・仕組み

皮脂膜とは、皮脂腺から分泌される皮脂(油分)と汗腺から分泌される汗(水)が混ざり合ってできた物で、よく「天然のクリーム」と称されます。(正確には皮脂と汗の他に表皮脂質も混ざっている。)

この皮脂膜には、水分の蒸発を防ぐ、肌を滑らかにする、刺激から皮膚を守るなどの役割があります。ここに挙げたものの他にも様々な役割があり、皮脂膜は美容・肌の健康とは切っても切れない関係です。

皮脂膜の構成成分(組成)

皮脂膜の組成
構成成分 量(%)
脂肪酸 7.9 〜 39.0
トリアシルグリセロール 19.5 〜 49.4
ジアシルグリセロール・モノアシルグリセロール 2.3 〜 4.3
ワックスエステル 22.6 〜 29.5
スクアレン 10.1 〜 13.9
コレステロール 1.2 〜 2.3
コレステロールエステル 1.5 〜 2.6

脂肪酸は脂質を構成する代表的な成分で、肌を弱酸性に保つ働きがあります。酸化すると皮膚刺激や臭いを発生します。脂肪酸は遊離脂肪酸とも呼ばれますが好ましい言い方ではありません。

トリアシルグリセロールはグリセリン1分子に脂肪酸3分子がエステル結合したものです。ジアシルグリセロールは脂肪酸2分子が、モノアシルグリセロールは脂肪酸1分子が、それぞれグリセリン3分子とエステル結合したものです。トリアシルグリセロールはトリグリセリド、ジアシルグリセロールはジグリセリド、モノアシルグリセロールはモノグリセリド、とも言います。これら3つを総称して中性脂肪といいます。

ワックスエステルとは、高級脂肪酸と高級アルコールがエステル結合した化合物で、いわゆる蝋(ロウ)です。

スクアレンは油脂でありトリテルペンであり不飽和炭化水素です。スクワレンとも言います。

コレステロールはステロールに属する有機化合物で、細胞膜なども構成する脂質です。

コレステロールエステルはコレステロールと脂肪酸がエステル結合したものです。

皮脂膜の働き・仕組み

(トリ/ジ/モノ)アシルグリセロールやスクアレン、コレステロール、コレステロールエステルなどと水分が混ざってコールドクリーム(水50%:油50%)を作ります。脂肪酸と水分が混ざってバニシングクリーム(水70%:油30%)を作ります。また、汗の成分から弱酸性の水分も作られます。

これらが混ざって皮膚上に皮脂膜を形成します。

関連項目

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