トレチノインとは、ビタミンAのカルボン酸誘導体。レチノイン酸の内、オールトランス異性体である。レチノイン酸と言えば大抵トレチノインの事を指す。
にきび(ニキビ)薬として知られます。シミやシワ(しわ)、その他色素沈着の治療にも用いられます。、ターンオーバーを促進しアンチエイジングに効果があります。
レチノール(ビタミンA)などを配合したシワ対策クリームがありますが、この成分はトレチノインに比べ百分の一程度の活性しかないため、あまり大きな効果はありません。
医師の指導下での使用が望まれます。
動物実験で大量内服投与により奇形が生じたことが知られています。ヒトの場合は奇形発生は報告されていませんが、念のため妊娠中または妊娠の予定がある方は使用を控えてください。
使用中は紫外線の影響を受けやすくなっています。日焼け止めなどを塗り、しっかりと紫外線対策を行ってください。
ステロイドや過酸化ベンゾイルと同時に使用すると効果が弱まります。
クリームなどもありますが一番効果が出るのはゲル状の物です。脂溶性のトレチノインを水溶性のゲルに溶かすことで皮膚上での濃度が高くなり高い効果が出ます。ゲル基材にすると吸収が早くなるので濃度の調整が必要です。
濃度は0.1%から開始し調整していきます。
シワ(しわ)の治療の場合は一日一回使用します。時に保湿剤も併用します。老化に対抗するため半永久的に使用しても良いです。その場合“2-3ヵ月間の使用、その後1〜2ヶ月間使用を休止”これを繰り返すことで効果が上がると思われます。
シミの治療の場合は一日二回ほど使用します。ハイドロキノンやビタミンC誘導体などのチロシナーゼ活性阻害剤と併用します。色素沈着が改善したらトレチノインの使用を止め炎症を鎮めます。ハイドロキノンやビタミンC誘導体などの使用はしばらく続けます。2ヶ月ほど経過しても色素沈着が残っている場合はそこでトレチノインの使用を止めます。1〜2ヶ月後使用を再開する事も出来ます。
にきび治療(ニキビ治療)の場合は一日一回から始め回数を調整します。他のにきび治療(ニキビ治療)と並行して治療を進めると効果が出やすくなります。初期段階で一時的ににきび(ニキビ)が悪化することがありますが、それを過ぎるとにきび(ニキビ)は劇的に改善します。
出来る限り治療箇所からはみ出ないように狭く薄く塗るようにします。基本的に他の化粧品との併用は避けましょう。
副作用には皮膚の乾燥や皮膚炎、皮膚炎による炎症後色素沈着、催奇形性が挙げられます。炎症後色素沈着はハイドロキノン等の併用で抑えることが出来ます。催奇形性は外用ではまずありませんが、妊娠中または妊娠の予定がある方は念のため使用を控えてください。乾燥と皮膚炎は使い続けていくと耐性が付き、次第に軽快していきます。
トレチノインの生理活性はビタミンA(レチノール)の約50〜100倍である。
生体内ではレチノールの代謝物として存在。レチナールオキシダーゼにより、レチナールからレチノイン酸に代謝される。
グリコサミノグリカンの生合成を促進、細胞膜の抵抗性を増強する。
光、熱、酸に弱く非常に不安定な物質である
化粧品を選ぶ時、何を見て決めていますか?デザインですか?値段ですか?化粧品を選ぶ時は、自分の肌に合った成分かきちんと見て決めましょう。
「コレは合成だから駄目。コレは天然だから大丈夫。」そんな選び方してませんか?人間の体はそんな単純なものではありません。
アレルギーが無いか。配合のバランスは良いか。無意味に有効成分がたくさん入っていないか。
何よりも大事なのは自分の肌に合っているかどうかです。本当に良い物を選べるようになるためのお手伝いが出来たら幸いです。